伝統工芸について書いています

世界が認める伝統工芸の後継をおすすめ

世界が認める伝統工芸の後継をおすすめ

日本の伝統工芸のかかる技術は,その繊細さや緻密さから世界で認められておりますが,昨今後継者不足により,その技術の伝承が難しいものも出てきております。

そのため,数百年続いた技術が無くなってしまうおそれもあり,国や地方自治体が後継者の育成に力を入れているものもあります。

ただし,簡単にこの技術が儲かるから,すぐに跡継ぎになれるからと言う邪な考えでおすすめできる訳ではありません。

むしろ,職人は自分が最後でも構わない,国や地方自治体がおすすめする若者を跡継ぎとして選びたいと思っている人の方が少ないです。

本当に自分がやってみたいという情熱と,この人物ならば信頼できると職人さんが納得して,初めて一人前となれます。

では何故後継者不足になっていっているのか,その中で今まで全く手に技術が無くても,数年後には一人前として扱って貰える職はあるのか述べていきます。

伝統工芸は,様々な工程を分業して一つの作品を作っていくものであり,最初から最後まで一人で行うものの方が少ないです。

例えば漆器を作るとすると,木地を作る職人,下地塗りをする職人,漆塗りを行う職人,蒔絵や沈金をする職人と工程が分かれております。

自分は蒔絵をしたいといっても,人材が充足されていれば別の部門に行くことになります。

この相互の考えの不一致により,見習いで来た新人が辞めていくケースが多く見られます。

漠然とこんなことをやってみたいというのではなく,自分はこの工程部門で一生を捧げてみたいというモチベーションが必要です。

次に小規模な工芸のため,人を雇っても給料が支払えない工芸があります。

後継者が必要なのですが,特に一品制作物の場合,制作してもすぐに販売されるわけではないため,商業としてはなりたたない工芸の方が多いのです。

残念ながら国地方団体に申請を出すことを諦めてしまう職人さんも多いのが現状です。

そのため,この技術は儲かるから,金儲けができるから,楽ができるからという考えがなりたたないのがこの世界の一番難しいところです。

そもそも何故跡継ぎがいなくなったのかを考えると,想像できるはずです。

ですので,自分が一人前になるまでは衣食住だけ確保して貰えれば十分という気概が必要になります。

その決意があるならば,一度本物の伝統工芸に触れてみることをおすすめします。

東京でしたら青山に,伝統工芸青山スクウェアという施設があり,全国の工芸品を一同に見て触れられることができます。

その中で自分がこのようなものを作ってみたい,この工芸品ならば一生を捧げられるというものを見つけたら連絡をとってみましょう。

募集をしていなくても次の世代の職人をいくらでも必要としておりますので,必ず話を聞いてくれるはずです。